ユアン・マクレガー主演「ゴーストライター」 [映画]
はっきり言って地味な映画です。
(はっきり言って出演者たちの平均年齢高いです)
きっと見る人少ないだろうな。
と思いきや!
映画館は満席。(なんで?!)
「元イギリス首相(ピアース・ブロスナン、つまり昔ジェームズボンドやってた人)の自叙伝を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)が、奇妙な事件に巻き込まれ、ついにある驚愕の真実を知ることになる」
というストーリー。
ヒッチコックを思わせる心理劇と、
あの!ロマン・ポランスキーが監督してるというのが「売り」らしい。
(このふたつのキャッチコピーが中高年の心を鷲掴み→満席?!)
主な舞台がアメリカにある北の孤島でして、
絶えず暗い雲が空を覆い冷たい風が頬を打つ感じが、ものすごく雰囲気を盛り上げてくれるのだが、
肝心の話の方はいっこうに盛り上がらない。むぅーん。
なんだかなー、のうちにラストを迎え、なんだかなー。
今後観るかもしれない方たちのために詳しくは書かないけれど、
米英の政治がからんできたかと思えば、妻と愛人がよくある感じで張り合ったりして、スケールが大きいのか小さいのかイマイチ悩む映画であります。
ただし!
ユアン・マクレガーの、彼がスターウォーズでオビワンしてたなんて微塵も感じさせない”地味さと若返りぶり”がみどころかも・・・・・(えっ)
ところで今日はサッカーワールドカップ予選第一戦!
正座して応援だすっ!!!
コクリコ坂から~スタジオジブリ最新作~ [映画]
私の手元に、2010年の1月に宮崎駿さんが書いた「企画のための覚書」という文章があります。
この中で、宮崎さんはこう言ってます。
(全文はかなり長いので、かなり勝手な思い込みで抜粋)
~「コクリコ坂から」は、人を恋うる心を初々しく描くものである。少女も少年たちも純潔にまっすぐでなければならぬ。異性への憧れと尊敬を失ってはならない。出生の秘密にもたじろがず自分たちの力で切り抜けねばならない。それをてらわず描きたい。~
~時間の流れ、空間の描写にリアリティーを、脇役の人々をギャグのための配置にしてはいけない。
少年たちにいかにもいそうな存在感がほしい。2枚目じゃなくていい。~
~観客が、自分にもそんな青春があったような気がしてきたり、自分もそう行きたいとひかれるような映画になるといいと思う。
ううう。
この言葉通りの映画が見たかった・・・(泣)
これ以上何か書くと悪口雑言の限りを尽くしてしまいそうなので、ここでやめとく。(ええええっ)
えー。
でも、私はジブリが好きだし、
昭和30年代の横浜が丁寧に描かれている背景部分は出色なので、
大盤振る舞いで(ははっ)星みっつ。★★★
それと・・・
映画に出てくる、私が生まれるずーっとずーっと前の(ウソつけ)横浜はこんなだったという写真はこちらで。
↓
http://homepage2.nifty.com/kisya/yokohamasiden.htm
もひとつおまけに余談。
映画では、主人公の家から海の方へ下ると商店街や路面電車があるみたいに描かれているけど、
ほんとは、元町電停は山手から海とは反対側に降りたところにあった。
のですと。 (この情報必要?)
もひとつついでに。
横浜市が全面バックアップしてるらしいよ。 (だから?)
そうだ。 (まだあるか)
わたくし、明日からしばらくお盆休みで留守します。 (だ、だから?)
スーパー8 [映画]
スティーブン・スピルバーグ製作J・J・エイブラムス監督による、
「本年度最高作品」! と宣伝がしつこくいうんで。
観てきましたがぁ。
そもそも「すーぱーえいと」って何?
という疑問が・・・。
これって常識なのか、それとも、観る前に下調べが必要だったのか、映画の中で説明されていたのか(そうに決まってるわな)。
結論から言うと、8ミリフィルムで撮影する機械のことだそうで。
知ってました?
ちなみに、ウチの連れ合い案:「スーパー8、というのは、主人公の仲間の総称じゃないか?」
ゴレンジャーとか、そういうイメージらしい。(仲間は少年を入れても6人ですけど?)
こんなボケな意見も珍しい。
のでいちおう記念にご披露。(許せ、夫よ)
とにかく。
この「スーパー8」が活躍するんです。ほんと。
最初っから最後まで重要な役割を果たすんです。
タイトルになるはずやわなー。
(今さら)
この映画は、SFというジャンルに入れちゃいけないですね。
ツタヤでは「スタンドバイミー」の隣に飾りましょう。
詳しく書くと、観る楽しみが激減するので、書きません。
↑ほおら、私のような素人がここまで気を使ってるのに!!!
日経新聞の映画評論家よ!!
結末まで詳しく書くなーーーーーっっ!!!(公開前に)
おかげさまで、楽しみが半減しましたっ(怒)
が、やや安心して観ることができました。(感謝?)
E.T.には遠く及ばないけれど、観て損した気分にはならないです。
特に主人公の少年がかわいいので。 ははは。(やっぱそこか)
でも、評価は辛口に星はみっつ弱。★★★′ なぜなら・・・(ここからはネタバレになるので「続きを読む」へ)
ツーリスト~ジョニー・デップ主演~ [映画]
パイレーツ・オブ・カリビアン最新作公開記念と申しましょうか。
かなり前に見た映画を今さら語る自分。
ちなみに、もうこの映画は上映されておりません。 (おいっ)
でも、TVでこの映画のCMを見た人は多いのでは?
あのジョニー・デップと あのアンジェリーナ・ジョリーが ついに共演!!!
ってね。
こういう場合「どの?」という、よくあるつっこみはやめておいて。
誰がそう決めたのか、とかいう厳密なことも置いて、一応、現在の映画界を代表する人気美男美女がついに初!共演した、というところに意味があった映画だったわけで。
端的に言えば、そこにしか意味がなかった映画、だったわけで。 (ええっ)
えー。ストーリーがどうとか、設定がどうとか、心理描写がどうとか、そういう細かいことは置いて観るべき映画だったわけですね。
そこのところを踏まえずに、ですね。
当代きっての人気男優女優が主演するんだから内容も素晴らしいだろう、現にCMではすごくミステリアスでスリリングそうだ!なーんて自己流の予断を持って観るとかなり失望しますこと請け合い。 (ああっ)
言ってみれば、なんでしょう、FOX JAPANとかで、アメリカン人気アクションドラマを放映してますね。
あの延長線上にある映画でした。
たとえ、監督が片手間に作っちまった感のあるストーリーであっても、
「あのジョニーデップが特殊メイクなしに見られるだけで十分楽しいだろ?」というややファンをなめた感が画面を通して感じられても、
アンジェリーナ・ジョリーというスタイル抜群でメリハリのある顔立ちの女優を前にしたら、どんな監督も彼女にコスプレをさせたくなるんだなあ、という感想がまず頭に浮かんできても、
決してつまらない映画ではありませんから。念のため。
映画がそもそも娯楽である、ということを思い出せば、別に損した気にはならない内容だと思います。
いちおう断っておきますが、
これは私の個人的意見でありますから。
で、親切心でもうひとことだけ付け加えますと、
純粋な映画ファンは(映画館に行ってまでは)見ない方が賢明でしょう。
(許してジョニーさま)
・・・ってか、もう公開されてないから行けないか。
英国王のスピーチ [映画]
最近「ブーリン家の姉妹」と「エリザベス」をDVDで借りてきて、次は「ある侯爵夫人の生涯」(キーラナイトレー主演)を借りなきゃな~、とね。
つまり、私の中でちょっとした「イギリス王室ブーム」が来てたわけで。
ま、ある意味タイムリーな(全然関係ないとも言う)映画鑑賞だったわけです。
それにしても、イギリス王室ほどスキャンダルが公になってる国はないんじゃないか、
ってくらいいろいろあるが。
この映画に出てくる王様はそういう女にだらしない系ではなく、真面目で可哀想系。
そんな王様を茶化すのではなく、実に品よく誠実に描いていて後味の良い作品になっとります。
グロい場面もないし、あざとく涙を誘う場面ない。
どこか昔の映画を見ているような気持ちにさせるところが魅力かも。
アカデミー賞作品賞!!
・・・ってタイトルを背負うには、やや小品すぎる感はあれど、
なんだか心が温かくなったのと、
イギリス王室へのプラスイメージが植えつけられたという点で評価あーっぷ。
わたしの採点は星4つ!★★★★
ところで、余談。
主人公のジョージ6世を心優しく明るく支える奥方エリザベス役は、ヘレナ・ボナム・カーター。
えー。
この女優さん、ある時はお猿さん、ある時は殺人肉屋のおかみさん、とかなり奇抜な役を引き受ける方。
記憶に新しいのはこの役。
↓
「赤の女王」(in アリス・イン・ワンダーランド)
というわけで、
どうしても、画面の中で目をくるくるさせながら夫に近づく彼女の姿を見ると、
「次もそんなにへたくそなスピーチしたら首を切るわよーー!」って言うかなーと見えてね。
え?見えるわけない?
ま、どっちにせよ、他の女優じゃダメだったのかなー?
なんでこんなに個性の強い女性にしたんだろ?
本物に似てるのか???
と、どうしても知りたくなってググりました。
えっ。
全然似てないじゃん・・・?
あしたのジョー [映画]
ボクシングなんて嫌いだ。
なんで殴り合うのがスポーツなんだ。
目を腫らして血も出ちゃったりなんかしてるのを見ると気持ちが悪くなりますし。
殴られてる人が気の毒ですし。
あしたのジョーなんか絶対見に行かないでしょう!!!!
と思っていたが。
イケメンのくっきり腹筋の誘惑にあっさり屈服。 (笑)
で。
もし感想を聞かれたら、まず、真っ先にお答えましょう!
ギューっと絞った筋肉美でパンチを打ち合う姿は素晴らしかったーーー!
ボクシング万歳!(イケメン限定)ぱちぱちぱち。
えーと。
それから。
香川照之演じる丹下段平が、もう、まんま丹下段平!! ぱちぱちぱち。
えーと。
それから。
伊勢谷夕介さん演じる力石徹は、全くもって力石徹とは別人!!!ずっとずっとイカしてやす!!!
が。
いわゆる戦後復興から取り残された「ドヤ街」のくすんですさんだ風景はなかなか見事に再現されてはいたけれど、
そこに育ったはずの山ピー・ジョーは、きれいすぎて、どう考えてもジョーらしくない。
王子様のように清潔で優雅で一生懸命な山ピー・ジョーと、
昭和っぽい雰囲気をまといながらも、絶対こんなくっきり顔は昭和に存在しなかったよな、と思わずにはいられない伊勢谷・力石。
そんでまた、精一杯お嬢様しゃべりを努力するも、かつぜつの悪さと演技力のなさが致命的な香里奈・白木お嬢。
やっぱり「あしたのジョー」を読んだり、TVで見て育った世代には受け入れ難いかも。
ただ、こう書くと、つまんない映画みたいだが、
実際はわりと面白い。 (どっちや)
とにかく、この映画でひとり気を吐く香川・丹下がすさまじい。
聞くところによると、プライベートでもボクシングをたしなむのだとか。
どおりでサンドバックを打つ姿が妙に堂に入ってたし。
彼の演技は一見の価値あり。
それとね。
「あしたのジョー」の漫画が持ってた暗い影のような空気が見事に取り払われて、すがすがしい映画になってるんで、
女子供が安心して見られるね~~♪
(誉めてんのか?)
ソーシャル・ネットワーク~最年少億万長者の物語~ [映画]
(日本語版)↑ちょっとニュアンスが違うくね?
フェイス・ブックというのを創り上げた人物の話だそうで。
いちおうギリギリ「フェイスブック」が何かは知ってたけどね。
マイスペースとミクシィとツイッターを足して2.5で割ったみたいな?
北アフリカでのデモ騒動にも一役買ったとか?
で、見てきました。
このあいだゴールデングローブ賞で作品賞や監督賞などを取ったし、
アカデミー賞作品賞・監督賞などの有力候補らしいし、
これは見るっきゃないでしょ。
で、見終わっての感想でありますが。
「ふーん」(笑)
億万長者になる話なんだから、もっと波乱万丈かと思ったら。
意外と平坦。これが、「ふーん」の最大の理由。
ま、でも、すんごい感動作ではないが、じんわりと面白い作品。
さすがデヴィッド・フィンチャー。
これ、マーク・ザッカーバーグという実在の人物を描いてはいるけど、
決して伝記モノではない。
内容は「現代青春グラフティ」とでも言うかな♪ (現代版「俺たちの旅」とでも言いますか・・・古っ)
主人公と関わり合うハーバード大学の学生たちやその他の重要登場人物が、デフォルメしすぎなほど描き分けられてるのに対して、主人公だけはとってもリアルな描写。
唯一の特徴は「早口」。
けっこうな量の台詞を一気に早口でまくしたてる。
すごい早い!全部噛まずに言うには一体何テイクくらいかかったんだろう?と心配になるくらい早い!
その早さが頭の良さを連想させるし、人に簡単には心を許さない雰囲気を自然と醸し出していて実に効果的なんですな。
(この俳優さん、聞くところによると、主人公があんまりイヤなヤツになりすぎないように、目線とか話し方を工夫したんだとか。へぇ~。)
しかし、最初から最後まで表情はほとんど変えない。
喜んでるのか、悲しんでるのか、怒ってるのか、よくわからないようにうまーく演じてるんだな、これが。
それが、まさにリアルタイムで今の時代を生きる若者の姿を見ている気にさせるわけで。
どこにでもいそうで、きっといない青年を見事に演じてる。
ラスト、彼がわずかに人間として成長したようにみせる場面では、思わず彼の肩をたたいてあげたくなったし。(いらぬ世話)
音楽も洗練されててとってもよかったし、
この映画、勝手に星3つ★★★さしあげましょ~~。
ただひとつ言いたい。
主人公役の俳優がモテないオタクには見えない!(個人的感想)
(主人公マーク・ザッカーバーグを演じるジェシー・アイゼンバーグ)
私なら全然おっけーの範囲内だもん。(そんな意見全然関係ないとも言う)
これが本物のマーク氏。
いやーん。本物はやっぱりモテ・・・(こらこらこら)
あとひとつ!!
映画を見た誰もが思ったはず!!
最初にフェイスブックの原型を思いついたというこの兄弟(双子)。↓本物
この人たちがフェイスブックを立ち上げなかったのは喜ばしい。
だって。
家柄も良く、大金持ちの子で、二人してハーバードの秀才で、さわやかなスポーツマンで、北京オリンピックにも出場して、そんでさらに億万長者になるとか、ありえんーーーーーっ!!!
独占しすぎだろっ。
(単に妬んでいる)
ちなみに、この双子役、映画ではこの方一人で二人分演じてました。
(と、見ながら見抜いた自分を、映画を見終わってから連れ合いに自慢したが、無視された。がーん)
ジェームズ・フランコという人 [映画]
誰?
と思った方へお答えしましょう。
スパイダーマンの親友「ハリー」役をしてた人だす。
え?覚えてない?
あ。観てない・・・? (ちーん)
そんな冷たい反応も気にせず前進。
今から10年ほど前、アメリカで「ディーン」(ジェームス・ディーンの半生)という単発TVドラマが作られまして。
その中で「ジェームス・ディーン」本人役を演じ、その年のゴールデングローブ賞、エミー賞の主演男優賞を取ったのが彼。
顔がとにかくジェームス・ディーンに似てるし、名前も似てるしで、ややこしいんだが、
ジェームス・ディーンの御親戚、というわけではないらしい。(当たり前)
ご存知ない方よ!ぜひ、この「ディーン」を速攻ツタヤで借りて見ることをおススメしたい。!!
・・・・・・・・。(しーん)
どうも、もはや誰もこの記事をこれ以上読んでくれない気もするが、無視してさらに前進、前進。
えっと。
そののち2006年に作られた「トリスタンとイゾルデ」!!
これがまたいいのよ。
(クリックで拡大)・・・・・してください。よかったら・・・。
ロマンチックでねー。
画面がとにかくきれい。
風景がまた最高に素晴らしくて。
泣ける話でさー。
(でもこの映画、アメリカ人には悲恋だから不評だったらしいよ) ごーん。
こういう繊細なお話がわかってあげられるのは日本人だけでしょうよ。うんうん。
きれいなお顔の主人公たちが運命に翻弄されながらも愛を貫く・・・。
ああ。なんて美しい。 (均整のとれた体つきと特に顔が・・・・・・おーい)
あ、おいて行かれてます?
でも無視してまたザックザック前進。
いや、なんで今頃そんな話か、というと。
この方、どうもアメリカでは今「オスカー候補!」として話題になってるらしいんで。
それは「127 Hours」という実話を基にした映画。
予告編→http://www.youtube.com/watch?v=OlhLOWTnVoQ
この映画、あの「スラムドッグミリオネアー」を作ったチームによるものなのだとか! (ふーん)
うわーーーー!!!
予告編見ただけで泣いたよぉぉぉぉぉ!!!!
しかーし!
そんなシリアスで重そうな映画の後に!
ナタリー・ポートマンと!
「Your Highness」予告編→http://www.youtube.com/watch?v=UVY0dzZIvKY&feature=fvsr
なんちゅう軽ーいテイストの映画にも出演して笑いを取るお茶目な一面もあったりして。
いやー。
フランコさん熱再発か?!!
(勝手に発病しとけ)
「スープ・オペラ」見ました。 [映画]
私は無類の「怖がり」なんで。
夜眠りにつく前に、(主に怖い夢防止策として)楽しくて夢があってきれいな挿絵の本を読んだりするのだが。
この映画は、そんな風に、夜寝る前、ときどき取り出して眺めたいような作品。
ちょっとファンタジーで、ちょっとリアルで、ちょっとノスタルジー。
女子が好きなものがいっぱいちりばめられてる。
いい男に、かわいい男の子。 きれいな洋服に素敵なお家。 おいしいご飯に、味のある友人たち。 愉快できれいな音楽とちょっと泣けるストーリー。万歳。
これは、ちょいとポケットにしのばせておきたい作品でしょう。
ま、おっさん代表である私の連れあいは見終わって「ぽかーん」としてましたが・・・(笑)
わかるわけない。
わからんだろーな~、この映画のよさは。おっさんにはね。
そんで。
「なんで、この映画のタイトルは『スープ・オペラ』っていうんだ?」
と、映画を見終わるや否やつぶやいてた。
ん?
たしかに。
なんでオペラ?
一瞬悩んでから思い出した。
いわゆる「昼ドラ」のことを「ソープ・オペラ」って言うから、たぶん、もじってあるんだ。
「スープ」がひとつの主役になってるし。
・・・で、あってんのか??(いい加減)
そんなことはさておき。
「藤竜也」
最高でした。
かっこいい、いい。
この映画を見るまで「ちょいワル」なイメージが嫌いだなんて決め付けてた自分。
(ちょいワル、という言葉自体嫌い)
浅はかでありました。 猛省。
実に愉快なオッサン(この場合はカタカナが似合う)を演じて、他の追随を許さず。
ほんと最高。
ぜひ、たくさんの人に見てほしい!!!
と、言いたいところだけど、多くの映画館で金曜まで。(あっ、明日?!)
十三人の刺客(ちらっとネタバレあり) [映画]
昨日観てきたよ。「十三人の刺客」。
この映画の監督は、あの三池崇史さんだし。
50分にもわたる殺陣があるらしいし。
けっこう「グロい」シーンがありそうだ、と多少覚悟してたんだけど・・・。
やっぱり案の定想定した通り
怖い画ありあり~。 (うげー)
何が怖いって、
あのいつもはどこかトボけたお笑いキャラの「稲垣吾郎くん」。
ほんっと、ほんとマジで残忍で冷酷で狂気をはらんだ怖い怖い殿様でした。 ぶるっ。
やっぱり案の定想定した通りうまかったのは「役所広司さん」。
期待を裏切らない安定感。ナチュラルなのに重厚。素敵だわ~。
全然期待してない、というか出てるのも知らなかったけど、出てて嬉しかったのは「窪田正孝くん」。わ~~いっ。
13人もいると、ちょっと「誰が誰だろ?」的な混乱に陥るわけですが、
窪田くん、しっかりキャラが立ってました。
さすが、若手のホープ。(と、勝手に決定)
なんと、ゲゲゲ仲間である斉藤工くん(小峰役)もいたし。わ~い、わ~い。
そして、そして、そして!!
伊勢谷夕介さんが大活躍。
たぶん、三池監督、伊勢谷さんのこと好きなんだろうな。
ユーモラスかつ活き活きと描かれて、モノクロぽい映画に唯一色を加えてた。わ~い、わ~い、わ~~い。
で。
ラストは誰もが予想する結末に落ち着くわけですが、
ななななんと、
ラストのラストにちょっとしたサプライズが!!
それは・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
このあと観るひとのためにそこは言わずにおきましょう。わはは。
それにしても。
今回の映画は、かなり写実的な画像にこだわった様子。
冒頭登場する武士の奥方役は、眉なしお歯黒。(ほんとに剃った???)
そのままスリラー映画に出演できそう(笑)
結婚した女性はみんなこんなだったとは・・・。
全くもって信じられん。
NHKの大河ドラマも一回こういう「写実主義」でいくってのはどうだろ。(ぜったいないか)